1/20、東京は初雪。雪深い岩手に向かう気持ちも更に引き締まる。
も、東北新幹線関東を抜けると薄雲、降雪なし。
……福島通過は心が締め付けられる……
盛岡駅で8分の乗り換えを心配するも定刻到着定刻出発。
山田線は辛うじて宮古までは運行している。宮古〜釜石など沿岸部は線路が無い。
盛岡から水平に東に向かい”本州最東端の町”宮古に着く。
1630で早くも薄暗かったが、自分の目で確かめたく、
タクシーの運転手さんにお願いして港〜高台を一回りしてもらった。
この9月に行った釜石同様、爪痕は色濃い。
まだまだたいへんな日常のなか聴きに来て下さった方の話も聞いた。
ギターも譜面もみんな流されちゃったら、私はどうするのであろうか。
でも、終わってみればこちらがみなさんにご馳走になってしまって恐縮至極。
「おかずや」さんの惣菜とおにぎり&ケーキ、ごちそうさま。ほんとうに美味しかった!
1/21朝、930宮古発に乗らないと盛岡入りに間に合わない。
バンドマンにはちと辛いが冷たい空気で一気に目が覚める。
山の中を走る山田線。美しい日本の風景。至福の二時間。
しかし今回雪が異常に少ないという。
盛岡では30年以上世話になるS氏とまずは蕎麦を戴き、
フレンチコーヒーが美味しい喫茶”クラムボン”に行った。
壁には数点の女性を描いた絵画が。素晴らしい。
かのとゆり画伯、21歳だという。ネットに未だ情報はない。
なんだり館では、ママさんと息子さんの人柄が呼ぶお客さんに囲まれた。
終曲の頃、窓に綿の雪が舞った。S氏の狙い通りだった。
1/22午後、盛岡岩山展望台喫茶GEN・KI。
この日は曇りで岩手山は見えないか、と皆諦めていたが、
開演直前になったらあたかも舞台装置であったかのように雲はどこかへ消え、麗姿を現した。
お客さんの目の前にはひとりのギタリストとこのホリゾント。
これもS氏の思惑通り。凄い人だ。
小生は晴れ男を自画自賛。
仙台に帰省中だった佐々木優花fl さんが二曲吹いてくれた。
初めて彼女のオリジナルを聴いた。
町に降りて花巻から来てくれた友人達も一緒に焼肉冷麺”ピョンピョン舎”で軽く打ち上げ。
ここの冷麺は好きです。
S氏等はいつも新幹線ホームまで送ってくれる。
__小さいとき、祖母と姫路の親戚のところに行く際、東京駅ホームまで送ってくれ、
今生の別れでもないのに泣いていた伯父を思い出す__
ありがたくかなしく、苦手なんだよな……。

♪小生、渋谷さん、土井君
9/22:古澤さんが30年前最初に連れて行ってくれた盛岡に、今回は渋谷さんのセットで行く事ができた。もちろん30年ぶりではない。頂いたご縁でこれまでも良く来た。ピョンピョン舎の冷麺は旨い。ここの聴衆は耳が肥えている。いつも緊張する。
クラリネットの土井徳浩さんと三人。土井君とはまだ三回目の共演だが、旅となるとアフターでゆっくり話すこともできた。もちろん私が無理やり誘った。話せば、彼の演奏はもちろん、その視点も興味深い。11月28日のCool Glade@ピットインにもお呼びする。
9/23:単身、太平洋岸・釜石に向かう。盛岡から花巻までは後ろ向きの座席で進む、花巻から列車は逆進、のどかな釜石線を走る。途中の遠野、なんとも美しい。
しかし近づくに連れ緊張感は増す。目的地に着くまでにこんなに気が高まったことはない。ついに釜石駅に着く。早速、ジャズ喫茶タウンホールのマスターKK氏が港を一周してくれた。
想像を超えるとはこのことだ。
大方の瓦礫が撤去されていてもだ。堤防に乗り上げられた大型船ASIA SYMPHONYの巨大な艦首が物語る。
タウンホールが2011年8月9日再開した。沿岸部の被害が大きかったことは言うまでもないが、店は階段一段の差で残った。しかし営業のGOサインが出るまでには多くの過程があった。私は20年ほど前に坂田明さんとデュオで演奏して以来。今回はもちろん私を育ててくれた東北に御礼に、そして再開店の祝いに来た。店は31周年だそうだ。
アフターで皆さんの話を聞くが、とてもここには書けない。遅くまでつき合ってくれて、運転代行で帰るも、その先は仮設住宅。「住宅会社提供の仮設は良いんですよ〜」東京なんかじゃ分からないことがいっぱいある。
9/24:KK氏に隣町・大槌に連れて行ってもらった。途中の鵜住居(うのすまい)も剥ぎ取られた山田線の線路に始まり、その景色にはもはや何も写らず。
大槌には、日本最古級のジャズ喫茶「クイン」がある。クインのマスターK氏は盛岡・S氏と共に岩手県のジャズの精神的支柱。クインも全てが流された。2万枚のLP、CDも……。あとから10枚だけLPが見つかったという。後2年でクイン50周年だったとマスターは悔やむ。花巻に避難生活するマスター、墓参に大槌を訪れる。そこで合流した。無数の哀しみの中、奇跡の再会を果たす。震災、津波、そして火災にも見舞われた大槌。この地の復興無くして、岩手の、東北のジャズ界再生は無い。

♪小生、K氏、KK氏 お寺の本堂があった辺りで
釜石でも、大槌でもほとんどカバンからカメラを出すことはなかった。気持ちが向かない。そして、あれだけ報道で見てきたが、実際は全く違う、なにも分かっていなかった。
私の演奏でお役に立てるのであれば、今後もにぎやかしに来たい。ご紹介乞う。
「岩手ジャズ喫茶連盟」支援金受付口座>>
岩手銀行 花巻支店 普通 2072876 岩手ジャズ喫茶連盟事務局 浅野昌吾
幻のようなグループ、クールグレードカルテットのライブ音源がインターネットラジオで流れています。
放送期間は、2011年5月11日~2011年6月8日です。
2009年12月25日@国立NoTrunks
やっとジャズのおもしろさが分かってきたのも、このトリスターノ〜コニッツのコンセプトのお陰です。

咲いてるぜ!

下にも。

2010年10月のツアー以来の渋谷さん。
信州に向かうバス走行中に被災されたそうだ。ご無事でなにより。
先の見えない、乾ききった日本に、清流を注ぎ込むような渋谷さんの音。
TV、ラジオでいっぱいかけて欲しいのだが。
その渋谷さんが引き合わせて下さった土井徳浩clさん。
全てが備わっている。これからも楽しみなプレーヤー。

渋谷さん 土井徳浩cl 廣木 三世代
電車で行った。
地図をプリントしたが出がけにあわてて忘れる。
二子玉川駅、大都会。下調べした方向に歩くが、様子が変だ。川縁だし。
私はまだスマートフォンを持っておらず、自分のサイトも店のサイトも
フラッシュなのでみられない。(これもなんだか分からない)
日はつるべ落とし。
誰かに聞こうとも時間が良くない。
さまようこと40分、やっと事務所に繋がった。
以前、新橋でも迷ったことがある。
再開発された町ではバンドマンの嗅覚は利かない。