濃い空白'98
〜渋谷毅さんとのレコーディングを終えて〜
渋谷さんと私は、坂田明さんの"DA-DA-DAオーケストラ"というのが84年位にあってツアーをしたり85年にはレコーディングもしてそれが最初の出会いだと記憶していたのだけど、そういえばその前にピットインで大野えりvo.さんのセッションで一緒になったり(このときはバスター・ウィリアムスb.が遊びに来たな)、更にさかのぼると、ポップスのボーカルのレコーディングで渋谷さんがアレンジでゲストにトゥーツ・シールマンスharm.も居てなぜか私がギターを弾いた、というのも思い出す。
ただ必死に弾いていたこのころの私だろうが、先輩はちゃんと見ていて下さったのだ。縁あって、渋谷毅オーケストラ、渋谷さん音楽監督の酒井俊vo.バンドをやらせてもらい、この時期にあらためてジャズのコードの弾き方やギタリストの役割について「暗に」教えていただいた。
90年代に入って私は自分のコンセプトを中心にやってきたので、91年の古沢さんのCDレコーディングの時以外共演していない(このときも同時に音は出していない)。しかしその間欠かさず送って下さった渋オケのCDを聞いて、「常に一番新しく先頭にいる渋谷毅」を見てきた。そんな濃い空白を経ての今回の音だ。(1999)
copyright(c)Hiroki Koichi,1999